担降りします
というブログを読むのが好きです。というか、ジャニオタの熱量が好きです。特に担降りブログが好きなんですが、大好きな自担のことを語りながら、それでも新たに好きになった人への抑えきれない情熱をこれでもかと曝け出す、その区切りの瞬間がほんとに好きです。
(あと、ジャニーズ短歌のエントリが大好きだったのですがいつの間にか無くなってしまわれましたね……残念)
元々私は二宮担です。
この10年くらい、小学生の時からずっと脇目もふらず二宮和也というアイドルを追い続けていました。よく｢特攻服の背中に名前を刺繍したい｣と言い続け、時に学生らしく黒歴史を残しながらも二宮さんだけが好きでした。そして多分、そんな自分のことも好きでした。
Hey! Say! JUMPと出会った、否、再会したのは2014年の話です。(二宮担になる前、Hey! Say! JUMPの生まれる前、まだJrの頃の八乙女光くんがすっごく好きだった話は長くなるので割愛。) あれ伊野尾くんがかわいい……なんて思って軽率に応援し始めたのがはじまりでした。その頃は全然降りる気も、コンサートも行ってみたいな〜程度の話で、今の自分何か少しも想像出来なくて。
そんなこんなで、2016年。
今までジャニーズのジャの字もなかったお友達が有岡くんにハマったのもあって、初めてJUMPのコンサートに行った2016年9月18日、1部。買ったうちわは伊野尾くん、髙木くん、それから光くん。
でもまあ伊野尾担、だし！と持ったうちわ、髙木くんばかりを追っていた自分に気付いたのはアンコールが鳴り響く中でした。
――ずっとラジオは聴いていた。見た目と中身のギャップがかわいい人だな、と思っていた。声がとっても素敵だな、優しい人なんだな、音楽の趣味女子高生みたい*1、優しい言葉選びがすてきな人だな、星の指輪がキラキラしてる*2、すきだなあ――
なんて思ってはいたけど。
まさかこんなにも彼しか目に入らないとは思ってなかった。ほんとうに、笑ったり真顔になったり、子供みたいだったりびっくりするほど色っぽかったり、そんな彼の指先にきらめく星をずっとずっと追っていたくなって。2部は彼のうちわを恐る恐る、持ち、あっさりと2グループ掛け持ち宣言。
そうしてぬくぬくと一年、ほどよく掛け持ちして(実質ややJUMPに傾きつつも)ジャニオタライフを満喫していたのですが。
先日行われた10周年記念ツアーI/O、唯一行けたのはまたしても札幌でした。立ち見だったし、お世辞にもいい席ではなかったけれどすっごく楽しめて。ああ今年のコンサートもよかったなあ、たのしいなあ、なんて思ってました。最後の挨拶、例年は代表して山田くんや薮くんなのですが、今回はしっかり9人みんなの言葉が聞けていいな、なんてほんわかしてたら髙木くんの番。
これが、このエントリを書く決心をさせました。
メモ等取っていないのでニュアンス(と、後からTwitterレポでちょろっと確認した)ですが、
"ツアーを回ってるといろんなうちわを見ます(中略) ｢3秒彼氏になって！ ｣とか……何秒でも何分でも何年でも、僕達はもう彼氏だと思ってください 責任取る、僕達が幸せにする"
"うちわをみんなが家で作ってることを考えると愛おしい"
この言葉を聞いたときに、ああもう、なんて人なんだと思いました。
そんなことを言ってもらえるなんて思わなくて、前日に突貫工事で作ったうちわを握り締めながら、声も上げられず、立ち竦む自分はもう完全にこの人にやられている。そう、素直に、今まで認められなかったものがストンと落ちるように胸の中がじわりと熱くなりました。
この人を好きになって、この人を応援しようと思って、ほんとうによかった。
ただそれだけです。
今まで両天秤のどちらかが重くならないようにバランス取りながら持っていた。それを一旦降ろして、いま一番大切にしたいひとりだけに、自担という名の冠を被せてみたいと思いました。
決して、二宮さんへの愛が薄くなった訳でもなくて、嵐さんのこともこれからも応援し続けたい、その気持ちにだって少しも偽りはなくて。新しいアルバムだって聴いたし、やっぱりこの5人が大好きだ！と再確認しました。多分これからも実質は掛け持ちに近い形になるのかもしれません。
でも、それでも、いま、たったひとり貴方だけを胸張って一番好きな人です、と言いたくて。まだ少しだけ照れくさいけど、愛おしい紫色を纏って、ペンライトを持ちたい。それだけの単純な気持ちがこんなにおっきく膨らんでしまったから。それが、あんまり心地いいから。
二宮和也さんから、髙木雄也くんに、担降りします。
と、いうことで私もはてなブログの最初の記事は担降りします、というテーマで行きたいと思い書きました。やっと素直な気持ちで自担！と言える気がします。
どうぞよろしくお願いします、自担様。*3
